良い夜時間を過ごせていますか?
夜の過ごし方ひとつで、キレイは大きく変わっていきます。
そんな夜だからこそ、ただなんとなく過ごすのはもったいない!
今回はカラダの働きを上手に活かした「キレイの夜活」で、
より健やかで美しい毎日を過ごすポイントをお届けします。
私たちのカラダは、昼は活動モードに、夜は回復モードになるようにできています。
このリズムをつくっているのが「自律神経」です。自律神経には、日中にカラダを活発に動かす「交感神経」と、夜にカラダを休め回復させる「副交感神経」の2つがあります。昼と夜で神経のバランスが切り替わることで、私たちは効率よく活動し、カラダを回復させることができるのです。
日中、私たちの肌は紫外線やストレス、大気汚染物質などの影響を受け、毎日少しずつダメージを蓄積しています。一方で夜は、日中に受けたダメージを自ら修復しようと、カラダが働きます。この修復力を高めてくれるのが「副交感神経」です。副交感神経は夕方になると少しずつ優位になり、夜に向けてカラダを整えていきます。夜の過ごし方次第で、肌やカラダの回復力にも影響します。このカラダの働きを理解し、意識的に副交感神経を整えることが大切です。
美しい肌――それは多くの人が求める理想。
しかし、年齢を重ねるにつれて、肌悩みは次々と現れます。
「どうすれば今の肌を保てるのか」「より美肌になれるのか」と悩むことも少なくありません。
ハリ、弾力、うるおい、キメ、色味。どれも美しい肌に欠かせない要素です。
これらの条件が整うことで、肌は健康的で若々しく見え、触れてみたい肌になるのです。
ハリ・弾力・うるおいを支えるのが真皮三大美容成分(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸)です。この真皮三大美容成分をつくり出す重要な働きを担っているのが、肌を構成する真皮の中に存在する線維芽細胞です。
線維芽細胞が元気に活動するほど、質の良い真皮三大美容成分がたっぷりとつくり出されます。
アミノ酸がいくつも繋がってできている細長い繊維状のたんぱく質です。真皮を構成する成分の約70%を占め、肌のハリを決める重要な成分です。
肌の伸縮性をつくり出す弾性線維で、ゴムのように伸び縮みする性質を持っています。真皮の約2~4%程度と決して多くを占める成分ではありませんが、美肌には欠かせない重要な成分です。
ムコ多糖類というネバネバとした状態の物質です。優れた保湿機能を持ち、その保水力は1グラムで水6リットル(500mLのペットボトル12本分)といわれています。
人間のカラダはおよそ60兆個の細胞で構成されています。ところが25歳をピークに毎日およそ10億個(約1g)もの細胞が減っていくといわれています。細胞が減少する原因のひとつは「酸化」、さらに「糖化」が細胞の機能を低下させます。この細胞の減少と劣化こそが、美と老化にかかわる大切なポイントなのです。
酸化や糖化が進むと、細胞が傷つき機能が低下します。美しい肌を支える線維芽細胞も例外ではなく、減少したり働きが弱まったりすることで真皮三大美容成分(コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸)の質や量も低下し、肌老化を加速させてしまいます。だからこそ、副交感神経を高める夜の「回復モード」でしっかりと線維芽細胞を整え、元の力を取り戻すことが大切です。
酸化と糖化に着目。
美肌に必要な成分は自らつくり出す。
「肌のハリが欲しいときに、コラーゲンを飲む?」その発想は非効率。
実はコラーゲンを飲んでも体内でアミノ酸に分解・吸収され、その一部だけがコラーゲンとして再生されます。これは真皮三大美容成分すべてにいえることなんです。
